【中学国語】徒然草の要点です。
徒然草の要点
吉田兼好が考えたことや、逸話、歴史説話など長短様々に収録されています。「無常観の文学」と称される彼の随筆には、人生の教訓が示されており、庶民にも親しみやすく、身近な古典として愛読されています。
徒然草には。まず序段があり、その後243段から構成されています。有名な序段はこうです。
つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
「やるべき事もなく退屈だったので、一日中硯(すずり)に向かって、心に浮かんでくるいろいろな事を、ただ書いていると、妙におかしな気分になってくる。」
このようにして、つれづれなるままに、恋愛、人生、友人、仏教、自然などについて、ユーモアや皮肉を交えながら綴っています。
徒然草の有名な段
「仁和寺にある法師」や「能をつかんとする人」、「家居のつきづきしく」、「ある人、弓射ることを習ふに」などが有名です。有名な段はストーリーをなんとなく覚えているだけでも点数につながります。その他にも、受験やテストで狙われやすい段は以下の通りです。
- 十段「家居のつきづきしく」
- 三十二段「九月廿日の比」
- 五十二段「仁和寺にある法師」
- 五十五段「家の作りやう」
- 五十九段「大事を思ひ立たん人」
- 八十九段「奥山に、猫またといふものありて」
- 九十二段「ある人、弓射る事を習ふに」
- 百九段「高名の木登りといひし男」
- 百五十段「能をつかんとする人」
- 百七十段「さしたる事なくて人のがり行くは」
- 百八十五段「城陸奥守泰盛は、双なき馬乗りなりけり」
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