【中学理科】物質の分類(単体と化合物と混合物)のポイント・対策問題です。
物質の分類(単体と化合物と混合物)のポイント
高校受験理科でよく出る重要問題を扱っていきます。今日は物質の分類に関する問題です。混合物と純物質、さらには単体と化合物の分類が出題されますので、しっかり分けることができるように練習していきましょう。
混合物とは?
混合物とは、2種類以上の物質が混ざっているものです。わかりやすい例でいうと空気などが混合物になります。空気は、78%が窒素、21%が酸素、0.03%が二酸化炭素などいろいろな物質が混ざっています。その他にも混合物を見分ける方法があります。
- 水溶液は混合物
水溶液は物質と水の混合物になります。「〇〇水」や「〇〇水溶液」などは混合物になります。特によく出るのが「塩酸」です。塩酸は塩化水素という気体が水に溶けてできています。 - 化学式が書けない
混合物は、2種類状の物質が混ざっていますので化学式が書けません。例えば空気ですが、窒素と酸素と二酸化炭素などの気体が混ざっているので、1つの化学式で表すことができません。
上記1~10の中で混合物になるのは、水溶液である「食塩水」「塩酸」、化学式が書けない「空気」になります。混合物と純物質の例を挙げておきます。
化合物とは?
混合物ではなく、1種類の物質でできている物質を純物質といいます。純物質はその物質を構成している原子の種類によって化合物と単体に分類されます。
化合物とは、2種類以上の原子からできている物質です。化学式を書ければどれが化合物かを判断することができます。
- 水→H₂O
- 二酸化炭素→CO₂
- 酸化銅→CuO
- 食塩水→水溶液なので混合物
- 鉄→Fe
- 塩酸→水溶液なので混合物
- アンモニア→NH₃
- 酸素→O₂
- 銅→Cu
- 空気→混合物
1、2、3,7は2種類以上の原子からできているので化合物になります。
単体とは?
単体とは、1種類の原子からできている物質です。単体はそれ以上化学変化によって分解することができません。これも化学式を書くことで分かります。
上に書いた化学式で考えると、5、8、9は1種類の原子のみからできているので単体だとわかります。
このように物質を分類すれば間違えることはありません。以上をまとめておきます。
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