【中学国語】覚えておきたい多義語一覧と意味の違い|練習問題付きで語彙力アップ!

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中学国語で頻出する「多義語」は、文脈によって意味が変わる言葉のことです。たとえば「足」や「回す」など、日常でもよく使う言葉ほど、多くの意味を持っています。本記事では、テストや入試によく出る多義語を一覧で紹介し、それぞれの意味や使い方をわかりやすく解説します。さらに、理解を深めるための練習問題も用意しました。語彙力を高めたい中学生は、ぜひご活用ください。

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多義語とは

1つの語で多くの意味や用法をもつ語を多義語といいます。日常生活で、私たちは多くの多義語を利用しています。また、多義語は使われている文脈から意味が判断できます。

多義語の例「かける」

「かける」という言葉一つで、これだけの意味あります。

  • ドアにかぎをかける…開かないように留める、という意味。
  • 外から声をかける…声に出して言う、という意味。
  • トマトに塩をかける…液体や粉を浴びせる、という意味。
  • 電話をかける…電話を発信する、という意味。
  • 椅子に腰をかける…椅子に座る、という意味。
  • 100に20をかける…掛け算する、という意味。
  • 眼鏡をかける…眼鏡を顔に装着する、という意味。
  • 音楽をかける…音楽を流す、という意味。
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多義語の練習問題

次の各問いについて、太字で示された言葉は文脈によって意味が異なる多義語です。それぞれの文の意味にもっとも合う意味を①~④の中から選び、記号で答えなさい。

第1問 
彼の言葉に重みがあった。

この文の「重み」に最も近い意味はどれか。
① 物の質量のこと
② 重大さや影響力
③ 体の重さ
④ 精密さや厳格さ

第2問
彼はを痛めて、練習を休んだ。

この文の「足」に最も近い意味はどれか。
① 歩いたり走ったりする体の部分
② 机やイスの支える部分
③ 交通手段
④ 利益や損失の差額

第3問
テストの平均点が上がると、みんなが喜んだ。

この文の「上がる」に最も近い意味はどれか。
① 上にのぼること
② 成績や数値が高くなること
③ 家にあがること(訪問する)
④ 舞台に出ること

第4問
この機械は回すのが難しい。

この文の「回す」に最も近い意味はどれか。
① 物をくるくる動かす
② 次の人に順番を渡す
③ 時間や資金をやりくりする
④ 担当を交代する

第5問
部活動ではが一番大事だ。

この文の「心」に最も近い意味はどれか。
① 内臓の心臓
② 思いや考え
③ 気持ちの強さ
④ 中心部分

多義語の練習問題の解答

第1問 ② 重大さや影響力

※人の言葉に「重み」がある=発言に説得力や影響力があること。

第2問 ① 歩いたり走ったりする体の部分

※運動中の「足」は身体の部位を指すことが多い。

第3問 ② 成績や数値が高くなること

※平均点が「上がる」は、数値的に高くなる意味。

第4問 ① 物をくるくる動かす

※機械を「回す」は、物理的に回転させる意味。

第5問 ③ 気持ちの強さ

※「心が大事」は、精神力・気持ちを意味する文脈。
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