【高校入試対策】中学歴史の総復習!テーマ別によく出る重要問題&解説付き

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中学歴史・高校受験「テーマ史対策問題・テーマ毎の練習問題」です。高校入試を控えた皆さんにとって、社会科の歴史分野は暗記だけでなく、出来事や背景のつながりを理解することが求められる重要な科目のひとつです。特に入試問題では、時代ごとの流れを押さえるだけでなく、各テーマの詳細やその影響について問われることが多いため、体系的な学習が鍵となります。

高校入試や定期テストなどでよく出る5大テーマをそれぞれ問題にしています。解説もありますので、ご利用ください。

そのテーマが発生した時代の社会、政治、文化の背景を理解することが重要です。学習した内容を定期的に復習し、忘れないようにしましょう。テーマ史は全体の流れで捉える必要がありますので、復習が大切です。

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【問題】中学歴史の総復習テーマ別問題

【貿易史】次の問いに答えなさい。
(1)下の文中の、(a)にあてはまる国名を次のⅠ群から、(b)にあてはまる地名を次のⅡ群から、一つずつ選び、記号で答えよ。

 わが国は、鎖国の間も(a)とだけでなく、中国や朝鮮とも貿易を行った。(a)や中国との貿易は(b)で行われ、朝鮮との貿易は対馬が拠点となって行われた。

Ⅰ群 (P:ポルトガル Q:スペイン R:オランダ)
Ⅱ群 (ア:鹿児島 イ:長崎 ウ:浦賀)

(2)室町時代の勘合貿易、江戸時代の朱印船貿易について、勘合貿易の相手国と江戸時代の朱印船の主な派遣先とを正しく組み合わせたものはどれか。

1 朝鮮、東南アジア
2 明、東南アジア
3 朝鮮、ヨーロッパ
4 明、ヨーロッパ

(3)1630年の鎖国が完成するから1854年の日米和親条約が結ばれるまでの期間のわが国のようすの説明としてあてはまらないものはどれか。
1 薩摩藩の命により、琉球が中国と貿易を続けた。
2 南蛮貿易が行われ、火薬などがわが国に輸入された。
3 朝鮮の使節と交流し、対馬藩が日朝貿易を行った。
4 中国人商人の長崎での貿易が許された。

【経済史】次の問いに答えなさい。
(1)1716年(享保の改革)~1854年(日米和親条約が結ばれる)の期間中、都市で、米を買い占めた商人をおそうできごとが増加した。このできごとを何というか、語句で答えよ。

(2)太閤検地について、この政策が行われた後の社会のようすを述べているのはどれか、次の1~4から選び、番号で答えよ。

1 地頭が荘園におかれた。
2 石高に応じて年貢が納められた。
3 租・調・庸の税が課せられた。
4 惣という自治組織がつくられた。

(3)弥生時代の説明にあてはまるのはどれか。

1 調・庸が都で運ばれた。
2 二毛作が広まり、定期市が開かれた。
3 青銅器や鉄器が使われ始めた。
4 仏教が多くの人々に信仰された。

(4)743年の墾田永年私財法が出されるよりも前のできごとはどれか。

1 守護が国ごとにおかれた。
2 土地の生産量が石高で示された。
3 農具の備中ぐわが広まった。
4 和同開珎が初めてつくられた。

(5)江戸時代に商人や手工業者によってつくられ、営業を独占した同業者の組合はどれか。

1 株仲間
2 惣
3 寄合
4 座

【外交史】次の問いに答えなさい。
問1 聖徳太子が飛鳥時代に定められた役人の心得の一部である。飛鳥時代にあたる期間に外国で起こったことがらはどれか。

【資料】役人の心得
一に曰く、和をもって貴しとなし、さからうことなきを宗とせよ。
二に曰く、あつく三法を敬え。三法とは仏法僧なり。

1 中国が魏・呉・蜀の三国に分かれた。
2 ローマ帝国が成立した。
3 マホメットがイスラム教を開いた。
4 清教徒革命が始まった。

問2 奈良時代にわが国に渡来した鑑真がいる。奈良時代の期間に朝鮮半島にあった国と中国大陸にあった国とを正しく組み合わせたのはどれか。

1 新羅と唐
2 百済と隋
3 朝鮮と明
4 高麗と元

問3 8世紀に平安京に都が移されてから、12世紀に平清盛が太政大臣となる間に、①中国大陸にあった国と②朝鮮半島にあった国とを、それぞれ二つずつ正しく組み合わせたのはどれか。

1 ①は唐と宗、②は新羅と朝鮮
2 ①は隋と唐、②は百済と高麗
3 ①は隋と唐、②は百済と朝鮮
4 ①は唐と宗、②は新羅と高麗

問4 14世紀の南北朝の合一が行われから、16世紀の太閤検地が始まる間に起きたできごとはどれか。

1 マホメットがイスラム教を開く。
2 チンギス=ハンがモンゴル民族を統一する。
3 イエズス会設立される。
4 名誉革命が起こる。

【政治史】次の問いに答えなさい。
問1 次の①~③できごとに最も関係のある人物を、次の1~6からそれぞれ一人ずつ選び、番号で答えよ。

①1086年 院政が始まる
②1575年 長篠の戦いが起こる
③1867年 大政奉還が行われる

1 徳川慶喜
2 白河上皇
3 徳川綱吉
4 足利尊氏
5 後醍醐天皇
6 織田信長

問2 源頼朝が幕府を開いた頃から1334年(建武の新政が始まる)のわが国のようすを述べているのはどれか、次の1~4から一つ選び、番号で答えよ。

1 下剋上の風潮が広がり、戦国大名が登場した。
2 キリスト教の信仰が禁止された。
3 聖武天皇が国分寺、国分尼寺をつくらせた。
4 フビライ=ハンに服属を求められた。

問3 太閤検地について、この政策が行われた後の社会のようすを述べているのはどれか、次の1~4から選び、番号で答えよ。

1 地頭が荘園におかれた。
2 石高に応じて年貢が納められた。
3 租・調・庸の税が課せられた。
4 惣という自治組織がつくられた。

【解答・解説】中学歴史の総復習テーマ別問題の解答

【解答・解説】貿易史
(1)a=R b=イ

鎖国のときは、キリスト教も禁止になったことも押さえておきましょう。また、幕府は長崎のオランダ商館に、外国のようすを幕府に報告させるための報告書の提出を義務づけたその書類の名「オランダ風説書」、3代将軍の徳川家光の時代からは、日本で将軍の代替わりごとに、朝鮮からの通信使である朝鮮通信使も大事です。

(2)2

(3)2

南蛮貿易は、鉄砲が伝わった1543年の頃の時期で、ポルトガル人・スペイン人の商船が、九州の長崎や平戸(ひらど)や、大阪の堺(さかい)の港などを訪れ貿易をするようになりました。

【解答・解説】経済史の対策問題
(1)打ちこわし

打ちこわしは、都市の貧しい人々が江戸や大阪などで、ききんなどで米が不足し,商人が米を買い占めたことによってつり上がった米価を引き下げるなどのため米商人らを襲った反乱。一方で、百姓一揆は、百姓が、農村で年貢の減免や不正をはたらく村役人を交代させるなどのため領主に直訴したり,村役人らを襲った反乱。

(2)2

太閤検地は、豊臣秀吉が日本全土で行なった検地(田畑)の測量及び収穫量調査のこと。
記述対策太閤検地の目的→土地ごとの生産量を把握して効率よく年貢を取ること

(3)3

青銅器はおもに祭りの道具として使われましたが、鉄器は、おの・のみ・ナイフなどの木工具、くわ先・すき先・かまなどの農具、剣・刀などの武器

(4)4

723年に成立した三世一身の法は、朝廷から与えられた口分田とは別に、新しく自分で土地を切り開いた者には、その土地を3世代(孫の世代)まで自分たちの土地を許される法律で、743年の墾田永年私財法では、新しく土地を切り開いたらずっと自分たちの土地が許される法律です。

(5)4

座は、鎌倉時代から室町時代にかけ、商人や手工業者などがつくった同業組合。一方で、惣は、室町時代に、農民たちが村ごとにつくった自治組織。このあたりは、あやふやにせずきっちりと覚えて負いましょう。

【解答・解説】外交史
問1 3

イスラム教は、インドネシア、インド、パキスタンやバングラディシュで中心となっている宗教。ちなみに、スリランカでは、仏教の信仰が盛んです。

問2 1

鑑真は日本への渡航をおこないますが、5回も失敗し、失明しながらも、6回目で日本に着きます。そして、奈良に 唐招提寺を開きました。

問3 4

平清盛は、宋との貿易を重視し、日宋貿易を開始します。神戸にあった大輪田泊(おおわだのとまり)という港を改修したことは覚えておきましょう。

問4 3

1392年に足利義満は南北朝を統一しました。足利尊氏は、京都にあらたに光明天皇をたてた北朝、後醍醐天皇は奈良の吉野山中に逃れを南朝をたて、南北朝の対立に発展していた。

【解答・解説】政治史
問1 ①2 ②6 ③1

院政とは、天皇が皇位を後継者に譲って上皇となっても、天皇に代わり直接行う形態の政治のことということも押さえておきましょう。
➋大政奉還は、1867年に、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が政権返上した出来事である。

問2 4

元寇は、蒙古襲来絵詞からもその様子がわかります。文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)では、北条時宗を筆頭に、日本の武士たちは勇敢に戦いましたが、元軍の集団戦法や火薬に苦しめられます。

問3 2

太閤検地は、豊臣秀吉が日本全土で行なった検地(田畑)の測量及び収穫量調査のこと。
記述対策太閤検地の目的→土地ごとの生産量を把握して効率よく年貢を取ること
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